特急便 19オシアジガーFカスタム 2000NRHG オーバーホール クラッチ不動

到着時の診断では、ご申告通りクラッチ不動で錆を疑いました。

ギアもがザラツキ残りそうな感触です。

あれ、錆ないですね。

水洗いバッチリですが、結構水分残っているので今後はもう少し抑えても大丈夫だと思います。

初O/Hなので、年数的に仕方ないですが、フレームとクラッチパーツのグリス切れが原因です。

年1はO/Hしましょう。

ハンドル軸根元のネジに緩みがございました。

こういう点検も重要です。

ザラツキ強⇒交換必須

到着時にお客様にお伝えしましたが、ハンドルシャフト付け根が錆とクラック入ってます。

ノブにパワーかけると浮くぐらいです。

危険です。

ノブ下のベアリングも錆で崩壊寸前なのが目視確認できます。

オーシャンマークのノブ装着の際にグリスアップされなかったのか、T時部分が塩ガミで全く緩みません。

養生して工具掛けた位置がえぐれるほどの固さです。

これ以上無理にやるとねじ込み箇所のT時のネジ山が飛ぶ危険があるので中断しました。

カシメの亀裂もあるので、ノブではなくハンドル全部交換をお勧めします。

またご存じかもしれませんが、ご自分で交換される場合は注意点がございます。

現在クラッチON位置を12時に設定してます。

ハンドル付け替えの際に逆に付けると6時位置でONになってしまうのでお気をつけてください。

通販で購入などして配送先を弊社に設定し送ってもらってもOK

新品ノブ内もサービスでグリスアップして装着します。

ベアリング総替えです。

ソルト耐久防錆ベアリングは、メカニカル内とスプールシャフトベアリング位置に使いました。

見た目悪い工具傷をタッチアップします。

もとのゴールドでは傷が目立つので、一段階濃いブロンズに塗料調合しました。

ハンドル一式の件どうされるか、ご検討ください。

洗浄後、ハンドル側グリスアップです。

OK

組み上げます。

この画像は、タッチアップ前です。

現在はクラッチもソフトタッチで降り、ボディ内部機関はザラツキもなく非常にスムーズな仕上がりです。

各所異音がなくなったので、ハンドル回すとノブの異音がすごく気になります🙇‍♂️

10kg青物かかったらノブが”もげる”恐れがございます。