23ヴァンキッシュ 19スティーズ オーバーホール

またまた別の常連様のご予約リールが届きました。

かれこれ、多数のリールをご依頼下さいましたね!

バスからソルトまでリールは増える一方で、自身も同じでメーカーの思うつぼだなと感じております。

まずは2台のスローオシレート ヴァンキッシュから

これはC2000の方ですが、C3000も同様にクリアランスが大きくハンドル回転でカチャカチャします。

基本左巻き用でセッティングされ出荷されることが多いと思います。

左利きの方や、右利きでも感性の違いで右巻きの方が一定数おられます。

左に差し替えたらカチャカチャしないけど、右巻きにするとカチャカチャする。

ご相談多い内容ですが、こういう調整はVEHOMAのおっさんの出番です🤭

でもオーナー様は困ってないのですが、常連様だし違いを体感してもらいたい。

冬季のみ3-4回使用で大事にされていても、やはりメンテは必須

上記添付の摺動ガイドなどにも錆汁が出てました。

C2000はベアリング交換0

ただし、そのまま再利用ではなく味付け変更している箇所はあります。

以下はエギングなどで使われているC3000

こちらも小型番手同様に摺動時のカタカタ症状あり

ウォームシャフトギアのグリス切れが原因

というかカル巻き好みの市場向けに、極小のグリス量です。

ピニオンギア上だけがザラツキとれないので交換

洗浄洗浄

ドラグは、C2000SとC3000MHGで同じBOREDグリスでも粘度変えております。

新品からのクリアランス調整は簡単です。

狙いどころがつけやすい🪛

調律して組み上げると、ベストに詰めた方が軽快な感触があります😊

カチャカチャ、カタカタが無くなっているのでご確認ください。

ギア殺しのイカさん対応リールは、クリアランス詰めたので消耗による極極小のギアのザラ感があります。

たぶんわからないぐらいです。

ラストはオーナーさんのお好きなチヌ用のスティーズ

私は山本太郎さんのだんごの釣り見るのが好きです、エサでボケが出てきたとき可愛いーってなります。

さて症状は若干のシャリ感を感じておられます。

私も同じぐらいに診断で感じました。

実際は、、、

まずここ、よく異音無しでスプール回ってるなと思うぐらい点検でごりっゴリでした!!

※スプール回転がかなり向上しているので、現状のブレーキダイヤル4ではなく7ぐらいから試投してください。

純正グリスではギアに油膜も残ってません。

ドライブギア軸(ハンドルの軸)根元は錆びてまたゴリっゴリでした。

背番号4の赤木キャプテンが脳裏をよぎるのは私だけでしょうか、、、

水洗いだけでは錆完全防御は無理ですね。

中々の汚れですが、この左右のベアリングも不動とジャリ感が強かったです。

洗浄が大変そうです。

変えてないベアリングも微妙なラインばかりでした。

ピカピカに!

仕上げはベホマワックスで!

今年の6月はかなりご依頼が多く、こんな長文書くのも控えて作業に励まないとヤバそうです🤦‍♂️

今回もご依頼ありがとうございました。