01ステラSW8000HG オシアジガー2000P 19ステラSW8000HG オーバーホール

エンディングのオフショアリール三台です。

初期の頃のジガー

造りは今とそんなにかわらないですね、ギアは元気ですがスプール回転に異音あり

ジギングなので錆に強い回転にもっていきます。

空回しではヌルっとスプール回りますが、重いジグのフォールでは丁度いいかと思います。

対象箇所はご指定のソルト耐久で変えてます。

この時代は全部OPENタイプのベアリングなんですね🤔

洗浄後のグリスアップ

ドラグ力もオーバーホール前と比べUPしました。

お次は13ステラSWのはずが、ローラクラッチ部であっと気づき、、、

オーナー様、これは19ステラSWですね!

摺動でカチカチ鳴ってます。

パーツ替えなしで治まってくれ~

ベアリング交換は1点のみ✨

パーツ多いですが、一部洗浄後のご紹介

ラインローラーにはシマノ特殊撥水グリス補給処理

ボディ内部のベアリングも洗浄してBOREDケミカルに入れ替えました。

カチカチ異音も完全に解消👍

ラスボスは、01ステラSW8000HG

当初、この個体は診断で絶対断ろうと思ってました🤭

なぜなら確実にギア×なんです!

もうパーツないし大金かけても、、、と思うわけです。

しかーし、絶対諦めないオーナー様😅

かなりの思い入れがあるようです。

ならば私もできる限りのことはさせていただきます🙇‍♂️

症状は以下です。

・ギア確実ご臨終状態

・ベール起こしてもローターぐるん症状

予備スプールもあったので、手間暇かけて作った工具

旦那、ドラグカバー傷なしですぜ!

今回、ドラグ自体が再使用可能状態で良かったです。

これもボロボロならO/Hやっても意味なしなので、開けるまでわかりませんからね。

流用しようにも現代とは形状がまるっきり違います。

フリクションリングが劣化で半溶けです。

ジギングだから良かったのですかね?

キャスティングならローター回って話にならなかったと思います。

汎用で一度装着

この高さでもローター干渉で巻き重り×

後回し❗

腰上の心配箇所は、錆まくりは勘弁!と祈るようにフタを開けました。

OK,OK

これぐらいは余裕です。

では腰下ボディ割ります。

めっちゃ緑!

零戦カラーですね。

ほほ~(;゚Д゚)

心配になる箇所は盛りだくさん、OLDは古いグリスを落とすだけで恐怖です。

⚠️10万キロ超え初回のオートマOIL交換と同じで、悪くなるパターンがあります。

ラインローラー固着なし

無事に分解を終えました。

内部のゴム製品も案外OK状態

ベアリング15点全交換っす🙇‍♂️

以降は、洗浄をがんばったご褒美がほしくていっぱい写真撮りましたwww

思い出のリールがピカピカになると嬉しいですよね。

ゴキゲンなオーナー様を一気にへこます事になりますが、、、

マスターギアにズームイン🔎

診断は正解でしたね、歯がズタボロに

BOREDグリスに助けてもらいましょう。

ピカピカになったドラグ組みつけ🪛

押忍!

ラインローラーベアリングには、当時なかったシマノ特殊撥水グリスを注入しました。

良く指で回しながら水洗いしてあげてください。

内部セッティング

見違えましたね😊

フリクションリングはこの汎用Oリングに決定

白いのがオートリターンで押し上げる内ゲリ当りというパーツですが、ここだけ狭いのでOリング選びに時間を費やしました。

⚠️オートリターン動作は微妙にひっかかり、できないので手で丁寧にベール開閉動作してください。

もし引っかかりローターロックしてもすぐに直せるのでご連絡ください。

所詮は汎用なのでご理解ください。

ただ、フルキャスト動作してもローターはビクともしなくなりました!

最終のローラクラッチOILアップ8発組み

マシになったとは感じてもらえると思います。

12台もご依頼頂きありがとうございました🙇‍♂️