16キャタリナ4500 オーバーホール ダイワ特有のシャリ感

常連様が今回キャタリナ持っていくよと、、、ずっとベイトだと思ってました。
スピニングがあることも知らないへっぽこです。

そんなへっぽこに、もうかなりの台数をご依頼くださりいつもありがとうございます🙇

だんだんとダイワの名前も覚えてきました。

16キャタリナ4500

見ていきます。

少しマグオイルが枯れておりました。

前に電話で『おまえのとこのマグオイルはダイワか!?』とかいきなり知らない人がキレてきました(=_=)

ダイワも磁性流体といわれるオイルはどこかの会社が開発している物でしょう。知りませんけど、当店は香川塩ビ工業さんのオイルを使ってます。

何ら問題はありませんし、キレなくてもそんなに気になるならダイワに出せば良いのではと思います。

ボディサイズは、シマノの8000番に相当しますね。

ボディ開けるのもかなり知識と神経と力が必要です。

一度もO/Hされてない個体は固いですよ(^^;)

劣化した金属粉混じりのグリスがピニオン下のベアリングに混入してました。

ラインローラーは好調でお客様と分解はなしでと相談致しました。

分解が終わりました。

すべてのパーツを綺麗に致します。

ダイワスピニングの組み立ては各部ガタがあるというか組みにくい。

このキャタリナは設計が素晴らしいですね!

この設計を小型から中型番手に採用したらいいのに😮‍💨

セッティングしていきます。

長くなりますが、個人でイジる方も共感できると思うので頑張って書きます。
ここから先はガチで好きな方しか意味不明だと思います。

①ドライブギアの先にあるオシレートギアと連結するパーツのおかげでギアのガタがない→他機種はDギアにオシレートギアと連結する歯車があるだけで、組みつけ時になんか頼りない。

②ショボイ摺動ガイドでなく昔のメインシャフトに付属する摺動ローラー(正式名称知りません)

③モノコック要らない、このボディ蓋で十分

④ローラークラッチ含めクラッチリングが極太でこのマグシールドなら大歓迎→他機種はクラッチリングすぐガタが出る、お預かりリールをバラす時に大概芯が狂ってる

綺麗に入りました。

余分な分は拭き取ります。

⑤ベール返り止めが、ひょっこり出るシムテムのローターブレーキシャフトがかなり良い感じ
組み付けはコツが要ります。

⑥ピニオンTOPに下向きに入れ込む白い樹脂カラー(ローターナットカラー)のおかげでメインシャフトTOPの支え感が最高→他機種は、上向きでベアリングへの挿入なのであまり意味がない

設計が良いリールはほんと組みやすいですね。

ソルト仕様にバチっとグリスアップしました。

違いは体感してもらえると思います。

もう16で廃盤みたいですね、大切に使ってあげましょう。

仕上げには、水性ガラスコーティングで丹精込めてピカピカに磨きました!

この度は、ベホマをご利用頂き誠に有難うございました🙇‍♂️