20ステラSW18000HG ステラSW14000XG ステラSW6000HG 21ツインパワーSW10000HG オーバーホール
当店常連I様
いつも私を信頼してくださり、大事な高級マグロリールをご依頼下さりました。
一度キャスティングの動作を18000番で振ってみましたが、よくこんなの1日やりきれるなと思う重量です(*_*)
すべてほぼ1-2回のご使用だそうです。

店頭で話していたスプール裏側です。
やはり塩が残留してますので、外して裏側も洗ってください。
ヒートシンクドラグ外します。
新品は、握力だけで緩むぐらいでした。
1年ご使用後では絶対無理です。

グリスは十分でしたが上塗りしてます。

またドラグカバーのネジ山も今後塩ガミしても緩むようにグリスアップ済みです。
ボディOPEN

細心の注意を払い開けました。
14000番が1番かたくヤバかったです。

14000番のみ防水パッキン伸び伸びなので交換します。
カットして繋げようと思いましたが、オーナー様の考えとたぶん合わないので900円だし交換

それに比べてツインパワーSW10000は、いつもの前処理工程だけで簡単に緩みました。

ボディ材質とネジの相性でしょうね!
ツインパワーは、ステラと比べてボディ材質が全然違います。
13ステラSWの大型までは分解されたことあるプライベーター様、20ステラSWは固いですよ。
私がいつも行っている【3つの小技】は最低使わないと折れます!
昔、エンジニアの師匠から教わりました。
書けよって??

これがシマノが純正品として市販していない秘密のグリスです。
当店は、BORED METHODグリスがあるので関係ありませんが
分解点検を続けます。

グリス不足はないですね。
14000番はグリス不足でした。

これが影響してか、仕上げ後のシルキー具合が14000番だけ物足りないです。
イン側の黒ずみが摩耗です、もうマグロ釣ったのですかね?

ここが大型強靭ステラでもすぐにコツコツ出だします。
1960年代からアンバサダーのベイトリールを始めとして、シマノも大昔からの摺動部品そのままです。
ステラで進化を遂げてないのはこの部品だけです!
それだけコツコツの課題クリアは遠いですね。
このウォームシャフトギア(クロスギア)を是非とも26ステラで開発してもらいたいです。
最後6000番手を分解点検致しました。

確かこの画像で合ってたと思うのですが、、、
超大型の後では6000も小型に感じます(^^)

ピニオン上下ザラツキ

ウォームシャフト左右ザラザラ

ギア左サイドも交換対象
6000番はベアリング使用感強かったですね、これも2回ぐらいのご使用なのでしょうか?
ノブの下側も×

今一度昨年好評だった水洗いの記事を添付しますので、KINGと少し違う水洗い方法詳しく書いてます。
知らない方はどうぞ

各パーツ洗浄しました。

いつもの点付けを伸ばすとこんな感じです。
この量にも意味があるのです。

強力にディフェンスしてくれるMETHOD被膜を形成致しました。

18000番手から付いているアシストストッパーのバネをはめ込みます。
小さい方の穴は何の役割かよくわかりません。
記憶が合っていれば1世代前の13ステラSWにはのぞき穴なくて、必死に覗いてはめ込んだ記憶がございます。

新品リブレの塩ガミ箇所もグリスアップ

ラインローラー内がグリス少ないように感じました。
来年抜けなくなったら嫌なので、きっちりディフェンス処理しました。

緩み止め防止のこいつの周辺も!

ローラークラッチもオイルUPして、、、
もう画像忘れてないよね( ;∀;)枚数多いです。
調律して組み上げました。

良い感じです。
分解せずにできる簡単なメンテケミカルを店頭でご紹介させていただきます。
いつもご依頼ありがとうございます!