19セルテートLT3000 ハンドル逆転 17バルケッタ301HG ドラグ効き不良

開店当初からの常連様

サメ殺しのマサヤンの2台です。

このセルテートでブリやサメも上げてるのに、ギアのゴリ感0で驚きました。

ハンドルがグルグルっと逆に回ってしまったそうです。

点検報告です。

ドラグの消耗はかなりのものでした。

ローターナットのパーツも物凄い負荷の影響か外れかかっておりました。

マグシールドの状態です。

劣化してますね。

原因のワンウェイクラッチ点検

【マグオイル落ち】です。

右のインナーパーツが上1/3の領域にマグオイルが留まる構造ですが、逆転防止のワンウェイクラッチに当たる下2/3の範囲までマグオイルが落ちてます。

インナーパーツがすべて茶色になっているのがお解りいただけると思います。

当然綿棒にもついているワンウェイクラッチ内部にマグオイルが浸ってます。

洗浄でイケそうです。

ここはワンウェイクラッチ下のピニオンギアベアリングです。

マグオイルがここまで犯しているので、ベアリング交換で対応します。

ボディOPEN

オシレートギア箇所

ローターのベールアーム点検をします。

こんな隙間のない箇所から何と、虫が!!!

初体験です。

診断では異音無しでしたが、マグシールドのラインローラーを分解し、ベアリングチェックすると、ジャリジャリでした。

ベアリング交換し、マグシールドやり直すとやはり作業前と回転のスムーズさが違います。

お持ちのイグジストもこういった原因だと思いますよ。

ハンドルノブのガタが大きかったので、クリアランス調整しました。

オレンジピンマーカー箇所5点、ノイズ出ている消耗ベアリングを交換します。

洗浄完了

ギアの歯面に黒く摩耗痕がクッキリ出てますが、巻き感には何も影響ない状態ですね。

セッティング致します。

OK

マグシールド綺麗にリフレッシュ出来ました。

各動作で逆転症状消えて、気持ち良い巻き感です。

次、ハンドル周り外してからドラグ効かなくなったバルケッタ君

ボディ開けてしまってますが、上手くいかずハンドル回りを組みなおされた痕跡がありました。

スプリングは、手で形状修正

サンドイッチ座金が変形のため新品交換

リテーナーネジも長さ違いでスタードラグに当たっていたので、ジャストサイズのネジに変えてます。

クリアランス調整もしてます。この辺りは店頭で説明いたします。

次は、このカーボンパーツ交換しましょう。

分解点検を続けます。

イカメタルで軽巻きがご希望です。

このリールはピニオンギア上もベアリングではなくプラブッシュですが、良く回ります。

錆トラブルも減少するので、良い構造ですね。

グリーンピンマーカー箇所は、ハンドルノブのベアリング交換しただけです。

古い油脂類しっかり洗浄していきます。

イカ用セッティング

グリスアップでクラッチの切れも良くなり、フルロックも復活で完成です。

高額パーツ交換なしに直って良かったです。

いつもベホマを頼って下さり、誠に有難うございます🙇‍♂️

今後もご期待に沿えるよう尽力致します。