シマノ 15ツインパワーSW 6000HG 修理 ギアゴロツキ 逆転症状 摺動故障

ゴロゴロ感満載
超逆転症状の15ツインパワーsw6000HGをお預かりしました。

セルフメンテで更に収集つかなくなってしまいました。

順に見ていきます。

ノブ内は、音鳴りしてますが、なんとかグリスアップのみで済ませました。

古くなったグリスをリフレッシュし、ローターのベールガタツキを調整でガッチリと修復しました。

特にひどかったラインローラー側です。反対側は少しクリアランスありますが、ベール開閉に必要なクリアランスです。

内部状態です。

メインギアーは、新品に交換されているそうです。

全分解点検後ベアリング4点交換しました。

また、ローラークラッチ組み直し調整により、逆転症状は直ってます!

原因は1度開けられたと感じましたが、その後の組み付けです。

あと回転も軽くなってます。

このリールは、部品交換しないと直らない箇所も何点かございます。

1.芯出し、調律を行いましたがギアのゴロ感がマシになってますが完全に取り切れません。

現状これが新品のメインギアでしたら、ピニオン1705円もセットで変える必要があります。中間ギア605円もです。

2.お気づきでないかもしれませんが、摺動するときに下死点(スプールが一番下)でかならず回転が重くなります。

デッドスロー巻きでお試し下さい。通常スピードならわかりません。

クロスギアー1155円、ピン385円の交換必須です。

3.問題2と直結しますが、下死点でスプールが左右にぶれます。

メインシャフト組2255円の交換が必要です。

今回復活には必ず必要となる部品です。

現在でも不快感を気にしなければ使用には問題ないです。

ですが、摺動するときの下死点の問題が大物とのバトルで今後完全に壊れる可能性はございます。

このまま納品もしくは、修理部品の手配かオーナー様のご判断に委ねます。

仮組みですが仕上げには、コーティングで丹精込めてピカピカに磨きました!

この度は、ベホマをご利用頂き誠に有難うございました🙇‍♂️